2024までのほぼ子育てのふりかえり
子供達の質問がちょっとずつ高度になってきて楽しい。とくに上の子はここ数日おもしろい質問が増えてきた。
そろそろ小学生になるのに、いままで子供の成長や向き合い方について振り返って記録したことがない。時間がたって何も覚えてなかったら悲しいし成長したら話せることもあるかもしれないということとで、ちょっとだけ振り返ろうと思う。
伝えようと思ってることとか
考えれば色々と出てきてしまう。
- だいたいのことは面白い
- たいてい誰かが頑張って支えてる
- だいたいのものに名前がある
- 知られてないことはたくさんある
- 意外と新しい試みは残されている
- 世の中には罠や悪意が溢れてるから注意する
習い事とか
方針は無理はさせずに楽しく過ごす。興味持ちそうならやらせてみる。あまり詰め込みとかやらない。という感じ。 詳細についてはあまり夫婦で話してない。習い事というか勉強とかスキル習得全般にそんな感じ。妻は特にそんな感じ。
自分は詰め込みの恩恵と苦しみを味わっているので、どっちつかずの態度をとっている。 いいとこ取りできれば良いけど、難しいしのでまずは楽しくするというスタンスに留まっている。 外から知って興味を持っていたら一緒に楽しむ。また会話の中にいくつか単語を忍ばせて気になってそうなら説明したり何らかの活動に誘ってみるという感じ。ゆっくりさせている。
いまのところ上の子は プール、体育教室、ピアノ と定番を楽しんでいるようす。どうやらバスケや野球、アトリエも興味はありそう。
本人は苦労しつつも出来ることが増えてきている。 プールで潜ったり、ピアノで両手で弾く曲ができるようになったり、体育教室では縄跳びで連続できる回数がすごい増えたのが嬉しいようだ。 家での自転車練習は最初は大変そうだったけど、今はとても楽しそうでよく乗りたがっている。
「練習したからできるようになった」と認識できている様子で練習がだいじで頑張ってみるのを楽しむというところにはたどり着けている。 苦労を越えてできるようになった経験が色んな方面で一気に起きたため、 最近どんなことが出来るようになったか? 次はどんなこと出来たら楽しそうか? など一緒に話しやすくなった。 どこかで詰まっていても他の話をして落ち着ける状況を準備してから話を切り出せるな思っている。
この先に、練習の仕方を考えるとか計画を立てるとかあるけど、もう少し先だろって感じでゆっくり構えている。
動画とか
テレビがあって割と録画をみる。まちスコープ・ピタゴラスイッチ・びじゅチューン・ねこのめ美じゅつかんが好き。もちろん、いないないバァ・おかあさんといっしょ・ジョージなども好き。 他にもまぁ色々とみる。ただ食事中とか朝は観ない。もう少し自然科学系でなにか観てみてもいいかもしれない。
YouTube は危険なコンテンツや広告が多いので避けたいのだけど、 ロケットの一生(The Life of a Rocket)やふみきりんチャンネルなど一部を視聴してる。主に電車とかインフラとか音楽とか。
音楽は、流行りの曲もバンドもアイドルもジャズもクラシックも適当に気分で楽しんでいる。 下の子は陽気なので軽騎兵でも 強風オールバック でも Bling-Bang-Bang-Born でも Kid でも WANTED でもなんでも踊るし歌う。もちろん疲れてたり機嫌がやらない。
語彙とか
語彙や解像度は楽しめるフックを増やすことに直結なので、図鑑を一緒に眺めたり気になったときに引っ張り出せるようにしていた。 うちにある図鑑のメジャーどころはここ。これ以外にこどもずかんとかくるまずかんとか色々ある。
- ニューワイド学研の図鑑シリーズの新A,B,C,Dセット(少し古い)
- 小学館の図鑑NEO まどあけずかん 10 マーク
- 少学館 NEO アート はじめての絵画
- せかいの図鑑
- 街角図鑑
- 地球博物学大図鑑
NEO アートは はじめての国宝が出るらしく気になっている。 タブレットが可能なのもあるけど、辞書とか図鑑とかはニュースは紙だと、気が散らないので子供には特に良い気がしている。
写真集とか画集とかは、元々あったのも含めて同じように置いてる。スプラ3 のイカすアートブックは子供達だいすきでかっこいいとか可愛いとか楽しんでいる。 そのうち CANNABISWORK とかも手に届く位置に置いてみるかなとか思った。
親が本についてはあまり予算を考えず買う夫婦なこともあり、絵本は淡々と増えている。図書館もよくいく。
「寝るから絵本を選んでー」と声かけて寝かしつけに行く。だいたい1人2,3冊で毎日4から8冊の絵本を読む羽目になっている。ゾロリや魔女の宅急便など長いものだと1人1冊で我慢してもらってる。
外出は公園と図書館が多い。あとはショッピングモールやスーパーなどの買い物が多い。その次には博物館とか美術館とか植物園とかが増える。 あまりテーマパークや映画は行ってない。アンパンマンの映画だけ行ってる。 ハイキングやフェス、ライブはたまに行っている。
小さい時に恐竜が怖かったらしく、それ以降、失敗した博物館に再チャレンジしてない。 たぶん今だったら楽しめる気がする。 キャンプや釣り、海水浴、虫取りは行ってないので来年の課題。
話すこととか
なにかについて話すときは、その繋がりや広がりを話せるようにしている。 例えば、どうやって作られたとか、どうやってここまで来たとか、どんな可能性がありそうかとか、どうやったら調べられるかなとか、そういうのは一緒によく話す。
考えること自体についても言及するのも意識していた。 例えば工夫について伝えたときを思い出してみる。
上の子が2-3歳くらいの時だったと思う。公園で少し大きな段差を乗り越えられないでいた。 「工夫してごらん。ここ足が届きやすそうでしょ。ここに足を乗っけるとやりやすいよ」みたいなことをゆっくり分けて伝えた。
できた後に「できたでしょ。簡単にできそうな方法を試すのを工夫するっていうよ」と教えてみた。 こんな感じで「工夫する」を登場させてみた。伝わってるかはわからないけど登場するのがだいじ。
で、次から困ってるときに「工夫してごらん、なんか簡単なことあるかなぁ」とか言ってみる。
なんか試行錯誤したら「工夫したね!」とか言う。だいたいこんな感じのことを繰り返す。
そのうち本人が「工夫したんだ!」とか「ココを頑張ったんだよ」とか教えてくれるようになる。
だいたいこんな感じのことをやる。上の子、下の子で立ち向かってる状況が違うのでそれぞれ違う話をしてる気がするけど、だいたい下のようなことは繰り返し登場させてみてる。
- 「工夫できたね」
- 簡単なことに置き換える
- 「練習したね」
- もう少しで出来そうなことを繰り返す
- 難しかったら簡単なことから練習する
- 練習してできることが増えたらその部分を言及する
- 「比べる」
- 2つ見ると気づくことが増えるよ
- 「試したの」
- 気になってそうなことをやったときに言ってる気がする
- 何かわかった?
- 難しそうなのどこ?
上の子が日本科学未来館のレストランで料理が出てきたの早く受け取れたとき「ここはぜんぶ早いね」って言ったので2人の料理を比べさせてみた。
料理の構成がメイン以外は同じのが多いって話になった。
メイン料理も長持ちしそうなものが多いねって注目させてから、事前にそれぞれを準備したら注文の時に組み合わせるだけで直ぐ出せるのかも知れないねみたいな話をした。
「すごい!考えられてるね!」ってなったので「そうよ、パパは知らないけど、世の中たいてい考えられてるのよ!」って返したりしてる。
そのうち計画をたてるとか検算とか極端な例で考えてみるとかパターン化とか一般化するとか特殊化するとか似てる簡単な問題を探すとか、いろんな頭の使い方が出てくるから教えてあげたいけど、こういう技術って機会がないと話すことがほぼないので難しい。
ゲームとか
上の子は、神経衰弱が強い。UNO 、なんじゃもんじゃ、ワードバスケットを楽しめるようになってきた。 まえはサイコロの出の悪さで癇癪おこしてたけどだいぶ減ってきた。
オセロはやってないけどやってみたそう。既存をもう少し遊び倒したら オセロ・どうぶつしょうぎにも繋げていく。モノポリー・麻雀・カタン・ドミニオン・チケライ・花札・将棋あたり家族で出来るようになりたい。
下の子はあまり教えてないのにひらがなを覚えはじめて自分で勝手に読んだり、突然カルタに乱入して正しいのを取っていく。 真似して覚えるのが上手で侮れない。
2人ともテレビゲーム方面だとマリオカートにハマっている。まだアシスト有効だけどグランプリも楽しめる程度にはできている。
2D アクションとか落ち物パズルとかの経験があると Scratch 使った作品の小さいゴールが手に入って試行錯誤を促せそうだなと思った。 一方で最初からパターン持たせてしまうの試行錯誤を奪うなって思いもあり悩む。ビジュアルプログラミングの後に遊んでみるくらいが良さそう。
つくるとか
部屋にブルーシートを広げて、大きな紙を準備して、画材や素材を適当に集めて遊んだりしてる。 自由に描く。画材で違う感じになるの説明はさんだりしつつ絵を描いたりする。
水彩で手形や足形をペタペタしたり、クレヨンに水彩絵の具で弾いたり、セロファンや折り紙やアルミホイルとかでちぎり絵したりドリッピングしたり、パステルをぼかしたり。 汚れるの前提で何でもやる。ただアクリル系を自由に使わせる勇気はまだない。 最近やるとたいてい巨大な街が広がっていってる。A2 が3枚くらいの広がりになりつつある。
コッピーとか作ったりはするけど、ちゃんとした工作スペースを作ってないのと道具箱を整えてないので定常的にできてないなって思った。
ふりかえり
調べず思いつきで遊んだり行き先を決めることが多いと思った。 そのため、キャンプや海水浴など準備が大掛かりになるものを避けがちで、親が慣れてることを選びがち。 この辺は親の性格なのだけど行けば楽しいので増やしたい。 調べれば安く済ませられたり変わったアクティビティを見つけたりと幅が広がるだろうなと思う。
また、もう1人で遊べて生活が完了できる動線と収納、子供の作業スペースが準備できてないなと思った。 どうしても準備に親が関わってしまうことが多い。 テープを使った工作はよくやっているけど、それは親が関わらないでできるからかも知れないと気づいた。 自主性というか家の中で勝手に面白いことを始めて欲しい。それができる環境を作らないといけないと反省した。
そしてノイズを恐れてタブレットを活用できてないなと思った。
最後に、家族としてのニュースとか定期的なインプットが取れてないと思った。 テレビはスポットで教育番組しかみておらず新聞もとってない。 たまのニュースは見ることあるけどほとんど子供が観ることはない。 わりと社会変化と切り離されてる空間になってしまっている。そろそろ考えても良い年齢な気がしている。
そんなわけで改善案を出す。
- 生活動線の見直し、特に道具箱・作業スペース・生活必需品の取り出し
- まず、粘土、ハサミ、紙、テープ、画材一式はすぐに取り出せる低い位置に持ってくる
- いくつか定番だけどやったことない遊びを計画して行動する
- 定期的にレジャー情報やイベント情報を漁って家族内共有する
- タブレット利用試す
- 子供新聞を導入する
- 送り迎えでニュース扱うラジオを流す(あれば)
- 一般向けの科学雑誌を定期購読する
- 自分の子供の頃はNewtonが定期購読されてた