失敗からしか学ばないのは愚かである

スピードは大事だ。試行錯誤は大事だ。トレードオフは存在する。やってみないとわからない。 知ってる。おおむね同意だ。

でも懸念を示したり議論が始まったばかりの時にこれが出ると信頼関係を削る。 指摘や反論に対してこの言葉が出てくるとあまり信じられんなぁって気持ちで暗澹とする。

考えるの放棄してるんじゃないかとか思ってしまう。

やってみないとわからないしやってみたら不要かも知れないし、まず進めましょう

その言葉で簡単な検討を停止して開発を進め、やり直しやデータマイグレーションをしたりと面倒な対応をしたりする。

その議論が実力不足や本質的な困難によって結論が出せなかったとしても、最初に議論を停止したのとは明らかに違う。 得られる経験で得られる反省や洞察はよりクリアになるだろう。 なによりも素直に失敗を受け止められる。

あと議論っていうのは参加者のチームプレイなので不完全燃焼な参加者がいないか気を張った方がいい。 賢さを装ったマウンティングで気力を削ってると、その言葉が切り上げの合図になってしまう。 最初は戦い続ける人もマウンティングや軽視が続くと諦める。 そしてコミュニティから離れる。会社なら辞める。

「ほら、みたことか」って言葉が浮かぶ習慣を作ってしまう。

失敗から学ぶのは大事だけど、失敗からしか学ばないのは愚か者なのである。 そんな言葉があった気がする。 (ビスマルクの Fools say they learn from experience; I prefer to learn from the experience of others. が近かった。ちゃんと調べておいて恥のまま晒さないでよかった。)

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